さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

真顔で笑と打つ

誰でも簡単に情報発信ができるようになりました。記事を書くことも、もっと短い文で思うことを記すのも、はたまた画像や動画といったことも可能です。かける時間や見る人へのインパクトは手法によって違いますが、いずれにせよ思い立ったらすぐにできるのは事実です。

さてそういった発信の際、定型文やある決まった型が多く使われているのではないでしょうか。私は特に、笑やwといった表現を目にします。文末につけるだけでなんとなく雰囲気を和らげられる便利な表現です。そして面白いのは、そういった表現を使うときの顔は全く笑っていないということです。

顔に出る感情と、心の中の感情が異なることがあるのは当然だと思います。思っていることを表面に出すかどうかは個人の自由です。しかし、口に出したり表情を変えたりしなくても、別の手段で感情を出せるようになりました。その結果、感情が発露される場が移っているように思います。ネット上の自分の表情を変えることで、実際の顔は眉ひとつ動かさずに感情を出せる。そのように思います。

かつてゲームに熱中していた時、画面の中の激しく動くキャラクターと自分の身体の動きが合わずになんとなくイライラしたことがありました。笑うことなく笑いの感情を出せることでズレが生じ、何かしらの身体的、精神的影響が出ることはあるのか。ズレに注目することで、いろいろと気づけることがあるように思います。

それでは、また。