「もっと楽にしたい」を記録する

やることが多くなると、効率化を考えます。例えば手作業で入力する請求書や経費精算書があると、自動で作成されれば良いのにと思うものです。多少の無駄な時間は気分転換になるという場合もあるため一概には言えませんが、いつも無駄が発生するのはもったいないと感じます。

便利なことに、今は少し調べればいくらでも解決策が見つかります。あるシステムやツールを導入するだけでがらりと変わる場合が多い。そして、問題が目の前から消えるとその瞬間に困っていた自分が嘘のように思えてきます。どのような状態から今の状態になったのか。そのイメージが消えてしまうのです。

私はこの、ある困っている状態の意識が非常に大切だと思っています。何かを導入したり始めたりする時、思いつきで行動出来る人は稀です。検証したり調査したりして不安を解消してから始める場合がほとんどではないでしょうか。その際、自分の困りごとが解消された経験を持っていると、語れます。他の方の例でも良いのですが、いずれにせよ相手にも共通するであろう困りごとを、このように解消できるというイメージを伝えられることが大切なのです。

ただ製品やサービスが良いというのではなく、きちんと困りごとに対して解決策を提示する。そのために、困りごとが解決する前の記録をしっかりと取っておく。この意識は忙しくても、いや忙しくて色々気になる今だからこそ、持っておきたいものです。

それでは、また。