話のもっていき方のトレーニング
これまでいろいろな担当をさせてもらい、また少し前まで別のオフィスにいたということもあり、様々な方からご連絡を頂きます。社内・社外問わずいただくことは、自分だけで解決できること、誰かに頼む必要はあるがすぐになんとかできること、しかるべき人に共有して確認を取らないといけないことなど様々です。そしてそれらは全て誰にどの順番でどのように伝えるかで動き方が大きく変わってきます。
例えば、社長から新しく始めたいアイデアについて話が来た時、頼まれたのは自分だけだという理由で勝手に進むと、他の部署やオフィスに大きく迷惑となることがあります。すでにいるお客様からクレームが来てしまうような取り組みは、気をつけて進めないといけません。逆に面白い取り組みができそうだと現場で気付いた時、いきなり社長に持っていくとすぐに成果を求められてしまうかもしれません。かといってあまり現状を変えたくない上司に話をすると、止まってしまうかもしれない。誰かに話をする前に、どのような形で進めていくかイメージをして必要な準備をすべきだと思います。
良い話でも、話の持っていき方一つで大きく崩れてしまうことがあります。仕事の内容や組織の規模、体制によって変わってくると思いますが、それが故にこの力は地道に訓練を繰り返すことでしか身につかないのではないかと思います。全体を見ながらその意識を持つことができるのもまた、ありがたいと感じます。
それでは、また。