さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

重い荷物を二つ持って

昨日も書いたように、今回の荷物はかなり多めです。23キロのスーツケースを二つに、リュックとバッグがあります。預入さえできれば楽になるのですが、道中の移動が本当に大変です。スーツケースを持ち上げる時に上に乗せているバッグごと引っ張りあげる必要があります。街中で見かけるいくつものスーツケースを引いている外国人の方を尊敬します。

スーツケースなので、多少雑に扱っても壊れることはありません。形が変わらないので混んでいる電車の中だとかなり申し訳無い気持ちになりますが、持ち運びの際にそこまで慎重に扱わなければという意識はないのです。重量があるのでエスカレーターが怖く、できるだけエレベーターを使うようになっているくらいです。

それでも、重量があるというのはとても大変だと移動するたびに感じます。そして23キロというのは、そこまで重いわけでもありません。自分の体重に比べればはるかに軽いものです。では子どもを連れて歩いていたり、ベビーカーを押していたりする親の苦労はどれだけだろうかと思い至りました。

表現が難しいところですが、重量があり、動き回り、それでいてとっても大事にしたい対象があると、溜まる疲労はスーツケースの比ではないように思います。そしてこれまでの私のように、そのことに気づいていない人がたくさんいるのが今の社会なのかもしれません。

小学生の頃だったと思いますが、サングラスをして腕や足に重りをつけて階段を上り下りしたり、お箸を使ったりという体験学習がありました。人間は、実際に体験しないと感覚を身につけられません。今回の重い荷物のように、何かしらのきっかけを得た時にはそこから視野を広げられると良さそうです。

それでは、また。