さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

セミの鳴き声が聞こえる

明日には東京に戻りますが、そういえば蝉の鳴き声がするなとふと思い出しました。単純に関東にいた頃がまだ蝉の季節ではなかっただけなのかもしれませんが、やはり木の多さは違うような気がしています。

蝉について、地中で長く過ごした後に地上で羽化し、大きな声で鳴いて寿命を終えるということくらいは知っています。その鳴き声は夏の到来を知らせてくれるので、どちらかというと親しみがあります。ただ聞こえないと思い出さないので、そこまで思い入れがあるわけではないみたいです。

そんなことを思いつつお墓参りに行ったとき、地上に出てきた蝉の幼虫が羽化する前に踏み潰されているのを発見しました。これには何とも言えない虚しさを感じます。お墓ということもあったかもしれませんが、時々ある死を意識する時間となったのです。

どこでどのように時間を過ごしても、過ぎたものはそれで仕方がありません。ただ、予期しない何かで一気に人生の転機が訪れることがあります。特に自分で何をするか選べるのなら、いつそのタイミングが訪れても良いようにすべきなのかもしれません。

これもまた明日になれば忘れているかのように過ごすのでしょうが、どこか頭の片隅に残ると思います。

それでは、また。