腕前に関わらず楽しむ
先週の土曜日は、ボウリング大会がありました。現地の日本人会が主催してのイベントだったのですが、会員以外にも門戸を開くもので、30名を超える多くの方が参加されていました。とりあえず人数が少ないと盛り上がらないからと誘われて参加したものの、十分すぎる人数が集まり大成功と呼べる結果だったと思います。
ボウリングに限らずスポーツのイベントは、得意不得意をどう調整するかが肝だと思います。私は運動があまり得意ではないので、サッカーやバスケの催しには少し怖気付いてしまいます。ボウリングもそこまで得意ではないのですが、今回は特別ルールとしてチーム戦で、かつ自動でストライクが付与されるフレームがあったり、8本以上倒せばストライクとして認められたりとかなり力量の差を埋める工夫がなされていました。
真っ直ぐにボールが進まない人にとってはそれでもなかなか苦労がありますが、逆にいうとそのような初心者でも少し慣れればストライクが取れるわけです。とにかく成功体験を得られれば、やる気も出てきて盛り上がります。今回のルール設定は、絶妙な塩梅だったと思います。
何事もそうですが、ある程度できないとみんなと一緒に楽しむというのは難しいものです。英語を学ぶために留学に来る方も、本当に全く喋れないとグループクラスは苦痛になると思います。だからこそマンツーマンのレッスンに需要があるわけですが、いつもそのような練習の場を十分に提供できるわけではありません。色々なレベルの人が混ざる前提で、それでもより多くの人に満足してもらえるように何かを設定できる。これが真の精通者なのかなと思います。
それでは、また。