さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

今までなかったという評価

今朝の通勤時、車内で世界史について説明した本の広告を見つけました。個人的に世界史が好きなのでそのような本には興味があるのですが、今回は買わなくて良さそうだという結論に達しています。他のことと比較した時の優先順位が一番の理由ですが、これまでに読んだことがありそうな内容だったということも理由の一つです。

本に限らず、いろいろな情報が世の中には出回っています。それら全てを把握するなど不可能なので、その時々の気分や好みに合わせてどんな情報に触れるか取捨選択するわけですが、ある一つの分野に絞って学んでいると、似たようなことが書かれている本が多いことに気づきます。それはある種当たり前のことなのですが、全く未知の状態からスタートとするとそんなことは分かりません。だんだんと触れる範囲を広げることで、感覚か身につくように思います。

さて今回の本も私の中ではそのような情報だと判断をしてしまったのですが、広告に書かれていた読者の声として、「今までこんな本はなかった」というものがありました。このような感想は個人的に好きなのですが、鵜呑みにすることはできません。今までなかったというのは、その人の経験における感想だからです。そのジャンルの本を初めて読んだ人にとっても、その人の経験では今までなかったということができます。もちろん何かしらの比較をした上で出てくる言葉だとは思いますが、比較対象が少なくても言えてしまうという点に注意が必要だと思われます。

そもそも人の評価を気にしなければ良いのだと思いますが、情報が全く何もない状況で判断をするというのは難しいものです。そのような時、誰かの意見を参考にしたいというのは当たり前のことのように思います。そこで耳当たりの良い言葉に惑わされないように判断ができるかどうか。これが大切なように思います。

それでは、また。