さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

正論は実行できる時だけにする

私は最短距離で問題を解決できる道を考える傾向があります。合理性とか、お得とか、そういったことを念頭に置いて行動してしまうのです。今ではある程度マシになったと思うのですが、かつてはその考え方を他の人にも押し付けてしまっていました。

同じ結果を得られるなら、時間やお金を節約できる方が良いというのはおそらく多くの人に共通する考え方だと思います。規模の違いはあっても、過ぎたことで悩むというのも同じことです。過去は変えられないのだから、早く切り替えてどうやったらもっと有意義に過ごせるかどうかというのを考えるべきだという考え方をしています。こういった発想はまさに正論で、大筋では反論できません。ただ、実行できるかどうかという視点が欠けていることがよくあります。

実行できるかどうかということも、当然正論の中には含まれます。実行できる選択肢の中で最も合理的、経済的なものが正論であるはずなので、実行できないということは本来反論の材料にはなりません。しかし、そもそも何かを実行していく発想がない段階が、問題や失敗が起きた初期段階です。このことが頭からすっぽりと抜け落ちている場合、実は正論を伝えている場合ではないのだと思います。

心の中を読み取るとか考えるというのは本当に難しいことで、ちょっとしたことで大きく変わってきます。そんな心を持っている人がたくさんいる中で過ごすわけなので、全てに対応していくのは難しそうです。だとすると、何をどういった場面では言って良いか、それだけはきちんと考え、かつきちんと制御できるようになるのが大切そうです。

それでは、また。