さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

全てが紐付くのは自分だけ

ホテルの予約や航空券の予約では、時々仮押さえをします。そういった機能やサービスがあるわけではなく、キャンセル期限までとりあえず置いておくというだけです。特にホテルの場合は前日や当日までキャンセルができるということも多いので、お目当てのホテルや部屋タイプがない場合には第2希望を保険として取っておくということもします。第1希望の空きが出るまではちょこちょこと調べ、出たらすぐに予約を交換する。これはよくある方法だと思います。

そのように仮押さえの予約に重複するような日程で予約を取ろうとすると、システムが古い予約を自動でキャンセルしてくれる場合があります。あるいは、古い予約をキャンセルしないと取れないと言われることもあります。いずれの場合でも、同じシステム上で重複する予約を取ろうとするから教えてもらえることです。当然、違う会社やサイトのシステムを使えば、二重に予約があることは自分しか知り得ないことです。

当たり前のことですが、自分の周りのあらゆる出来事を全て把握できるのは自分だけです。朝何を食べたとか、どんなルートを使って来たなど、いくらでも情報は細かくできます。さらに言うと、ある出来事に対してどのように思ったか、というところには絶対に誰も踏み込めません。もし仮に膨大な時間と労力をかけてそれらを文書などにまとめたとしても、時間の連続性が失われてしまうので同じように感じることは不可能です。

このことは、自我を保つ上でとても大切なように思います。自分が自分であるということを認識するには、自分にしか分からないことがあるというだけで十分な気がします。そしてそれは逆に、自分の言動の責任は自分にしか取れないということも意味しているように思います。

自分というホテルを予約するシステムがあるとすると、そのシステムの管理は自分しかできないわけです。そこに残る帳簿には、あらゆる履歴が残ります。しかしそれを開けるのもまた自分だけです。こんなことは至極当たり前のように思えるのですが、なぜかとても面白い気づきのように感じてなりません。

それでは、また。