さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

鶏口牛後と危機感を持つ

昨日は努力について書きましたが、私の今いる環境は努力をしやすいのではないかとかなりありがたく感じます。組織が小さく、その分一人当たりが担う仕事の種類・量ともに多くなるのですが、それはすなわち責任が伴う大事な仕事もさせてもらえるということです。私のようにまだ社会経験の乏しい人間にも機会がもらえるのは、大変嬉しいことです。

私はそのような鶏口となれる場所が好きです。いずれは牛の口にもなりたいと思いますが、そのためにはまず経験をどんどんと積んでいく必要があり、まだまだできることは多いと思います。そしてそんな場所にいてある程度の時間が経ち、気づくことがあります。それが、鶏口であることに甘んじてしまいがちだということです。

やりがいのある仕事をできていると、成長できているような気がします。また、自分の評価もそこまで低いものにはなりません。そのような環境だともっと頑張ろうと思える一方で、現状の自分に満足しがちにもなります。停滞とまではいかないのですが、すでにこれだけのことができているのだからこのままの感じで大丈夫、などと考えてしまいそうになります。しかし実際には楽に働けるより環境よりももっと負荷をかけた方が良い場合も多く、その意思が削がれてしまうのはもったいないことです。

自分が属している組織の中でも、すごい人がたくさんいます。その人たちに近づこうというのは、当然の心理だと思います。そしてできれば別の場所にいるすごい人たちにも目を向け、さらに交流を持ち、歩みを続けるための刺激を得られるのが理想的です。その時、目指す先とそこに至るスピードは人それぞれであることだけ意識しておけば、太刀打ちできないから自分の努力は無駄などと思わなくても良いのだと思います。

そろそろ東京に来て一年が経とうとしていますが、やはり振り返りは必要です。そしてまた次にどうしていくかを考える。そうしたいと思います。

それでは、また。