さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

大きな看板を付ける意味

私は移動している時、大抵周りの風景を見ます。パソコンで作業をしたり、携帯で細かいことを調べたりすると、酔ってしまうのです。どうしても仕上げないといけない資料等がある場合には頑張りますが、リフレッシュするという意味もあり大抵は外を眺めながら考え事に耽ります。

外を眺めるといっても、ただぼーっとしているのは性に合いません。何か面白いものがないかと探してしまいます。歩いて探索した場所などは別ですが、多くの場合は色や文字に注目します。流れていく風景の中で、その2つは目立つからです。

特に企業の名前やロゴが書かれているとそれを見てしまいますが、中には目的がよくわからないものもあります。食品や飲料、その他見る人がそのままお客さんなのであれば広告になると思うのですが、全く知らないところもあります。そしてそういった企業やサービスを看板を見たからといってわざわざ調べるかというと、なかなか無いような気がしたのです。

しかしそれがもし通勤や通学で何度も見るとなると、話が変わってきそうです。見覚え、聞き覚えのない名前も何度も見ると頭の片隅に残ります。そして何かのきっかけでその名前を別のところで耳にすると、一気に印象が強くなりそうです。製品やサービスを直接購入しない人でも、仕事やあるいは就職の時に思い出してもらえると、それだけで会社にとっては大きなメリットです。また、看板が出ていることでそこで働いている人が仕事に誇りを持ちやすくなるということもあるのではないでしょうか。所属しているという意識が強くなれば、貢献したいという気持ちも強くなることが多いように思います。これもまた、毎日見ることで形成される感覚かもしれません。

このように捉えると、自社で所有する、あるいは入居している建物に看板を付けるのは、コストの割に効果が大きいのかもしれないと思います。せっかく使えるなら有効にスペースを使おうという、そんな感覚なのではないでしょうか。

それでは、また。