さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

地図を見ないで覚えた道

帰省した時に行く場所はほとんど決まっています。親戚の家とお墓まいり、それにお買い物です。お正月だと初詣が加わり、ごく稀に小旅行のようなものもありますが、それ以外はほとんどありません。そして同じ場所に何度も行っていると、当然道を覚えます。

祖父母の家やよく行くお店までの道は、自分が運転をする前から覚えてしまっていました。その時の覚え方というのは、どこの交差点でどちらの方向に進むのか。どこまで行ったら左右どちら側に目的地が見えるのか。というものです。この覚え方は、拠点があるからこそできる方法です。常に実家という同じ始点があるため、位置関係と間の道を覚えるだけでどんどん広げていけます。しかしそうなると、地図を覚えることがほとんど無いのです。

出張などではじめての土地に行くときは、必ず地図をあらかじめある程度見ておきます。もちろん車であればカーナビに頼りますが、迷って遅れることがないようにしておきます。しかし実家とその周辺ではその過程をすっ飛ばしてあらゆるところに行けるようになってしまっているということに気づきました。新しいところに行こうとするときでも、それまでに覚えた道に少し付け足すだけで解決してしまうのです。

今日、滅多に行かない神社へお参りに行きました。その時に、両親は知っているけれども自分は運転したことがない道を使いました。だいたい自分の家からどういったルートを使ったかというのは分かるのですが、ふとカーナビの地図を見ても訳がわかりません。設定が変わっていて北が上になっていないのかと疑うくらい、いつもと勝手が違ったのです。

このように道を覚えて行ける場所を増やしていくのも良い方法だと思います。ただ、俯瞰的な視点が失われていたということに気づきました。何度も同じような経験を繰り返すとしても、振り返り方次第で学べることはいくらでもありそうです。そんなことを思いました。

それでは、また。