さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

振り上げた剣を下ろす先

仕事をしているとトラブルはつきものだと思いますが、次にどうすれば良いのかが分からないことがあります。次の打ち手が見つからないような状況です。そうなると、もはや落とし所をどう探って行くかということになります。

そういう時、相対するどちらか一方は大抵相手に対して何かしら糾弾したいことがあるように思います。といっても実際に糾弾をするわけではなく、そういったポーズの場合が多いです。そういった状態のことは、剣を振り上げているという表現が使えそうです。

相手がそんな風に剣を振り上げた状態に、今は立ち会っているような気がします。それはそれで貴重な経験で非常に面白いのですが、最終的に振り上げたその剣を下ろす先が気になります。お互いにこれ以上どうにもならないと分かっているはずなのに、振り上げざるを得ないという状況なのです。

妥協点を見出せない、あるいは見つけさせないように動くと、そのようになるのではないでしょうか。しかしそのようにした先に何があるのか。それが見出せません。結局のところ、全てが合理的に動くなどということはないようです。

色々な利害関係がある中、自分の行動が及ぼす影響など小さな範囲の話です。そう思うと、剣が振り下ろされようが構わないのかもしれません。そんな無力感を感じつつ、でもまだできることはあると思って動いているように思います。

それでは、また。