気遣いと情報共有のバランスを取る
最近、届くメールの量が増えています。だんだんと他の方のCCに入ることが多くなっているからです。情報共有の手段としてCCという機能はかなり有効で、時間を節約できます。
一方で、情報は共有しすぎるといらない心配が増えてしまったり、スムーズに物事が進みにくくなったりします。多くの人の意思がそこに入ってくるからです。実は効率を考えると、無造作に情報共有をしないほうが良さそうです。
そんな風に考えていたのですが、今度はよく気がつく方が情報共有をしていないばかりに心配をしてくれて状況が複雑になってしまうということもあります。そのようなことが、先日起きました。
他のオフィスに送る荷物の依頼を受けたのですが、次の日にお休みをもらっていたので、他の人に依頼を依頼しました。直近でそのオフィスへ行く人に依頼したかったのですが、その方は送る荷物についてよく知らないからです。しかし、少し事情が変わってその荷物を別の方に送ってもらうことにしました。その時、運んでくれる方と直接話をしてしまったのです。そうなると、事情を知らない周りの方が、もともと依頼の依頼をした人の機嫌を損ねるのではないかと心配してしまいます。その人は、運ぶ人が勝手に荷物を運ぶのをやめてしまったと思ったのです。
いらぬ心配を引き起こさないということで、情報共有をあえてしないことは大切です。それは一つの気遣いだと思います。しかし、その気遣いをきちんと管理しないと、逆に手間をかけてしまうことになってしまいます。これは本当に微妙なバランスだと思うのですが、ここをうまくできる人こそ必要とされるのではないかと感じます。
それでは、また。