さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

人との壁を作るらしいです

先日オフィスにいるフィリピン人の先生とご飯を食べている時、面白いことを話してもらいました。日本人は人との壁を作るように感じるのだそうです。フィリピンの方はすぐに心をオープンにするけれど、日本人はどこか必ず閉じている部分があるそうなのです。私はいまいち実感が持てませんでしたが、その先生が感じたというのは興味深いと思いました。

自分たちの民族、あるいは国民性について語るのは、そこまで難しいことではないように思います。よく話題になる話であり、周りにいる人を見て検証がしやすいからです。一方で自分たちとは違う文化圏にいて、違う言語を使うような方のことを一般化して話すのは、なかなか難しいように感じます。誰かが評した言葉をそのまま話したり、それを少し検証したりすることはできますが、自分で確信を持って持論を話すのには時間がかかります。その先生は多くの日本人と接し、また日本で過ごす時間が長くなってきて、そう感じられるようになったのだと思います。

日本人が壁を作るのは、環境によるものなのかもしれません。あるいはその見方自体が間違っているのかもしれません。国民性の話に限ったことではありませんが、全てに当てはまることなどなかなかないのです。

ただ、最近何かを感じようとすることそのものを忘れかけることがあるかもしれないと、ふと思いました。無関心という言葉が適切かもしれません。そしてそれが壁を作るのかもしれないと思ったのです。そしてその壁のような無関心ができつつあることにも無関心になってしまうのかと思うと、なんとも言えない恐怖があります。

何かに集中できるのは良いことです。しかしその度合いが過ぎると、集中していること以外に無関心になる可能性がありそうです。そしてそのうち、無関心の領域が広がって無気力になる。これは思っているよりあり得ることなのではないでしょうか。そんな風に考えがまとまりました。

それでは、また。