さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

前に人か後ろに人か: 落ち着く環境の条件

私は一番後ろの席が好きです。バスや新幹線、飛行機といった乗り物でもそうですし、椅子が並べられている場所でもそうです。授業を受けたり講演会を聞いたりするときであれば近すぎて首が痛くならない程度にできるだけ前に座りますが、そういったことでなければ基本的に後ろに行きます。それは、視線を受けることが少ないからです。

人の視線というものは、意識しない時には全く気になりません。存在にすら気がつかないものです。しかし、一旦自分の中で何か見られているかもしれないと感じ始めると、実際がどうであれ気にし始めてしまいます。この思い込みでどんどん疑心暗鬼に陥ってしまうと、見られているかどうか確認することさえためらってしまいます。自分は誰かにじっと見られるような人間ではないし、見られる理由などないということは分かっています。しかしそれでも気になってしまう時がたまにあるのです。

ではそれをどうやって避けるかと考えた時、単純に人の視界に入らなければ良いというのは簡単に思いつく方法です。自然と一番後ろに行けば良いということになるわけです。また、私は余り使いませんが、一番後ろだと背もたれを倒せるというメリットもあるようです。

一方で一番前であれば前の人を気にせず足を伸ばせるとか、早めに降りられるとか色々とあるように思います。私も路線バスで終点よりもだいぶ前で降りることが分かっている時には、前の方に座ります。そのほうが他の人の邪魔にもならず、自分も気にしなくて良いからです。

自分が落ち着ける環境というのは、案外自分の努力や動き方で実現できるのかもしれません。落ち着ける場所を確保できれば、余裕ができます。そうするとまた落ち着ける環境を作りやすくなりそうです。そんな良いサイクルを作りたいと思います。

それでは、また。