さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

勘違いを避ける技術

大変ありがたいことに、日本では郵便システムが整っています。電子化が進んでも、やはり封筒と紙でのやり取りはなかなかなくなりそうにありません。今の仕事では、請求書は紙で送ることになっています。方法自体の是非についてはさておき、システムが整っているからこそできることだと思います。

さて、荷物を送るなら色々と方法があり検討をするのですが、封筒に紙を数枚入れて送るのであれば迷わず郵便局を使います。そしてそれが多いことは会社でも分かっているので、ある程度の切手やレターパックはオフィスにストックされています。わざわざ経費精算する必要もなく、また手間も省けます。

ただ、封筒を送るときにかかる費用は、重さによって変わります。そのため、どの切手を貼るべきなのか迷うことがあります。そんな事態も想定し、オフィスには重さとそれに応じた費用が分かるはかりが置かれています。これが大変便利で、初めて見たときには感動しました。しかし、たまにちょうど料金の変わり目を示す時があり、どうすれば良いのか判断に困ってしまいました。

送ろうとしていたものはA4サイズの紙が4枚だったので、今回だけ郵便局に行って確認すれば次回以降は枚数で料金を判断できると考えました。使う封筒は同じなので、簡単な話です。しかし郵便局に行って料金だけを確認し、オフィスに戻って切手を貼ってまた郵便局(あるいはポスト)に行くのは面倒です。かと言って郵便局でお金を払うと経費精算が発生するので、それもまた面倒です。最終的に、82円の切手と92円の切手を両方持っていき、確認をしてから郵便局で貼れば良いと思いつきました。

この方法はなかなか名案で、問題なく効率的に封筒を送れたのですが、一方で使わなかった方の切手を危うく返しそびれるところでした。会社の切手を持って帰り、もし気づかずに使ってしまったりあるいは無くしてしまったりしたらそれは横領です。金額の多寡は問題ではありません。

一方で上記の行動は、少しでも経費を落とそうという判断からのものです。最初から92円切手を貼れば良いのですが、今後も考えた時に10円が積み重なるだけでも変わってきます。しかしそれで横領をしてしまったのなら悲しいことです。

李下に冠を正さずという言葉を思い出しました。人に疑われるようなことはしない方が良いということです。もしそれに従うのなら、今回の場合は最初から92円切手を貼れば良かったのかもしれません。しかしそうせずとも、誰かに伝えておいてから実行に移すようにするともし間違えて使わなかった方を返し忘れても問題なさそうな気がします。勘違いから 始まる疑いを避けるためにはどうすれば良いのか。考える必要があると思いました。

それでは、また。