さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

食べなきゃ分からぬ難しさ

食事というのは難儀なものだと思うことが増えています。食事についての評価は、食べないと分からないからです。これは前から感じていたことだったのですが、今年は出張などで見知らぬ土地へ行くことが増えているので、そのように感じることが多いのだと思います。

初めて訪れた土地での食事は、せっかくなので珍しいものや有名なものを食べたいと思ってしまいます。しかしそれでいて美味しさや場所の快適さも求めてしまうので、難しいものです。全く情報を持たずに行こうとすると、本当に悩んでしまいます。そのような時に知り合いや友人にオススメを聞けると安心なのですが、全てにおいてそうできるわけではありません。ネットも便利で頼りになるのですが、やはり価値観は人によって違うため、自分に合うかどうかは分からないものです。

残念ながらハズレを引いてしまっても、お金は払わなければなりません。食べないからお金は払わないといっても、結局その料理は無駄になるわけなので、そのぶんのサービスは受けたと考えるのが妥当です。とは言っても多くのサービスはお金を払ってから体験する形なのでそれは仕方のないことであり、むしろそのような形だからこそ良いものに巡り会えると嬉しく、そういったものを探す楽しみがあるのでしょう。

食べ放題や飲み放題のサービスで、残した場合は追加料金が発生すると書かれているものがあります。本当に極端な場合は請求されるのだと思いますが、こういったサービスで少し残してしまってもお金を払えと言われたことはありません。それも同じ理由なのではないかと思います。美味しそうだと思って注文したけれど、どうにも口に合わなかった。あるいはなんだか火が通りきっていないような気がする。こういう時に、注文したから食べ切れというのは難しいように思われます。

金額を先に提示し、それを払う意思があるから注文する。そういった形のサービスが多い今の社会ですが、この形には歪みが生じる部分もあるように思います。他の選択肢と比べた時にどうしても利便や効率を重視してしまうこともあると思われますが、自分の判断、選択を見直す機会として活用できる視点ではないのかと、そんなことを考えました。

それでは、また。