さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

昔は解けなかったこの問題

この間の旅行でトランプを持って行こうとして、おもちゃの入っている箱を開きました。お目当のトランプはすぐに見つかり、一緒に懐かしいものが出て来ました。それが、小さいころにはまっていた知恵の輪というおもちゃです。基本は二つ以上のパーツを外したりまた繋げたりするパズルで、そこまで難しいものではありません。しかしいくつか買っていた中で一つだけ、全く解けないものがあったのです。そして今回それが発掘されました。

その知恵の輪は「リング」という名前のものです。販売元の難易度評価では★4であり、最高難度の★5ではありません。しかし、買っていた★5のパズルは全てできたのに、これだけはできませんでした。おそらく他のパズルと違って4つの繋がっている輪を一つのリングにしなければならないからだと思います。理由はどうあれ、全く解けないので当時は完成を諦めていました。普段ならこのパズルを発掘したところで、また元のところに戻したことでしょう。しかし今回は、再挑戦しようと思ったのです。

実はこのパズルは、購入した後一度だけ完成されたことがあります。それは小さな頃の自分が、どうしても解けなくて祖父にお願いした時です。祖父にとっても難しかったようで2時間ほど格闘していたかと思うのですが、最後には一つになったリングを私のところへ持って来てくれました。しかし当時の私は少しだけ観察して、ふんふんとか言いながら分かった気になり、またばらばらにしてしまいます。そして案の定解けなくなってまた泣きついたところ、祖父は機嫌を悪くしてしまいました。

祖父が帰って来ている(と思われる)タイミングでどうしても完成させられなかったこのパズルを完成させ、成長を報告したいと思ったのです。おもちゃが解けるようになったくらいで成長などと言えるのかどうか分かりませんが、なんとなく喜んでもらえるような気がします。

昨晩、寝る前ギリギリまでいじってなんとか完成しました。「リング」を完成させるには、横回転ではなく縦回転が重要だったみたいです。闇雲にガチャガチャと動かしていたかつての自分から、多少なり分析をして色々なやり方を試せるようになったということでしょうか。パズルを仏壇に供えながら、思ったことです。

それでは、また。