「言われたらちゃんとできる」の考え方
先日ある物を買いたくて、近所のスーパー巡りをしました。最近は暑くてそんなことをする余裕がなかったのですが、その日は朝からずっと曇っていたこともあり、かなり涼しい帰り道でした。職場から歩いてスーパー巡りをしながら帰りました。
その帰り道で、ある親子の会話が聞こえてきました。ほんの一瞬だったので文脈などは分からないのですが、一つだけ引っかかったのは、「〇〇ちゃんは言われたらできるんだから、それがもったいないよね。なんでできないの?」という言葉でした。
先に述べたように、文脈や関係性が全く分からないのでこの発言がどうこうということを言うつもりは全くありません。ただ、昔からよく聞いていたセリフであり、また言っていたセリフだなと少し自分を省みる機会になりました。
言われればちゃんとできるというのは、意識すればできるということだと思います。つまり、集中力があるかどうかの話であり、時々はできるけれどできない時もあるということです。私は試験の点数がぶれることが多かったのですが、悪い時にはいつもこの言葉で言い訳をしていました。ちゃんとやればできると。しかし、それが逃げだということは当時から分かっています。しかしなんだかんだ結果としてはそこそこ満足のいくものが得られていたので、うやむやになっていたわけです。
今となっては、常に同じレベルの結果が残せないのであればそれはできるとは言えないと思います。たまにしかできない人に何かを任せるのは不安だと思うからです。子どもの頃からそれを求めるのは難しいかもしれないのですが、どこかで意識が変わるタイミングを設けなければいけないのだろうと感じています。
このように考えると、「言われたらできる」こと自体は素晴らしいように思います。そのことをできたという事実はあるからです。あとはそれをどうやっていつもできるようにするのか。それが大切なのではないでしょうか。そして常にできることが増えていくと、成功したと思えることが増えていき、自信にも繋がると感じています。
いつも考えていることなのですが、違う角度から見直せて新鮮に感じています。
それでは、また。