さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

距離感と違和感の楽しみ

私は周りにいる人を観察するのが好きです。特に歩いている時が一番好きで、散歩が好きな理由の一つはたくさんの人を見られるからといってもおかしくないくらいです。そこから何か利益があるのかと聞かれても何も答えられませんが、とりあえず人に迷惑をかけることなく楽しめるなら良いのではないかと思っています。

どうして歩いている人を見るのが好きかというと、想像だけで色々と考えることができるからです。歩いている人のことは、全く知りません。その人がどんな人でどういうことをしていて、どういった目的で今ここを歩いているのか。そんなこと知る由もありません。そういったことを想像するのが面白いのです。また、歩いている人が一人ではなく二人だったりグループだったりすると、さらに楽しくなります。歩いている姿から分かる情報だけで推理するのが楽しいのですが、二人以上だと推理材料が増えるためにさらに幅広く想像できるというわけです。

二人以上で歩いている人については、大抵の場合観察することで大体どういった集まりなのかを推理できます。性別や年齢といった見た目から分かる情報をはじめ、人数や話している言語が最初のヒントです。また、歩くときの距離も大きなポイントです。近いのか、遠いのか、ずっと一定なのか。答え合わせなどできないからこそ、色々なパターンを考えられ、自分の場合と比べられます。教材というと大げさですが、自分の言動を振り返る機会とできるのです。

このように観察をしていると、時々どういう集まりなのか全く想像のできない人たちがいます。そのような人たちの違和感は、参考にするというよりもむしろフィクションの世界と比べることで楽しむことができます。事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、現実の方が楽しいことというのはたくさんあるように思います。ただそれだけで面白い現実はあまり見つからないので、面白くなりそうな現実の一部の要素を取り替えることで、より面白くならないかと想像します。

冒頭にも書いたように、特にこれといったメリットがあるかどうかはよく分かりません。ただ、何かを楽しむためのヒントがここにあるような気がします。

それでは、また。