さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

勢力図を感じ取る

昨日今日とまた福島県への出張がありました。一度来た場所であり、今回はそこまでスケジュールでいっぱいというわけでもなかったのでそれなりに余裕があります。ただそれでも自分で車を運転して移動するため、疲れはかなり溜まります。車があると移動の幅が広がって自由度が増す一方で、車を使った移動による疲れのことを忘れてしまうため、注意しなければいけないことを思い出しました。

車を使うのは交通機関がうまく使えないからというだけのことです。福島県全域を移動するわけでもないですし、距離にしたらそこまでたくさんの移動というわけではありません。しかし、出張先で色々な方の話を聞いていると、福島県の大きさを痛感します。また、歴史的にもかなり面白く、過去の流れが今にも続いているのではないかと感じます。故郷から距離があるぶんどうしても印象が薄く、何かを学んでもイメージとともに頭に入れることができていなかったのですが、いざ足を運ぶともっともっと知りたくなってきました。

過去強い力を持っていた地域は、現在でも影響力を強く持ち続けられるのかもしれません。基本的には力の強さは人口に比例するのではないかと思いますが、人口が多くなるのにも理由があるはずです。入ってくる人については難しいですが、出て行く人が少なくなるかについては地域に対する愛着で説明ができるのではないかと思うのです。さらにその地域の人が一つにまとまれるなら、多少住む人の人数で負けていても、総合的な影響力としては上回れるのではないかと思います。

これまで生きてきた中で最も長い期間を過ごした地元については、どの地域が影響力を持つのかということが正直分かりません。そもそもそんなことを考える必要がありませんでした。ただ考えてみても、県自体が小さく、また歴史の表舞台に出たこともおそらくないので、単純な人口比較がそのまま影響力の比較となるのではないか、くらいの結論しか出せません。ただ実はそういった地域はあまり多くなく、ほとんどどこでもなんとなくの勢力図はあるのではないかと思います。そして外から来た人がその地域で何かをしようとするなら、この勢力図は無視できないように思うのです。

どのように勢力図を把握するのか。それは一筋縄ではいかないような気がします。なんとなく住んでいる方の言動から感じ取りつつ、データも参照する。それを繰り返すしかないように思います。ただそれでも、これは有用であり、また考えていて楽しいことではないかと思うのです。

それでは、また。