缶詰に手を出してみる
先日買い物をしている時、ふと缶詰のコーナーが目に入りました。親から聞いた話かニュースで観た話か覚えていなかったのですが、鯖缶が大人気だということを思い出しました。確かに見てみると、一番安い鯖缶は水煮も味噌煮も全て売り切れになっています。もともと面倒くさがりでお手軽なものには興味があったので、とりあえず二番目に安い鯖缶を買ってみました。
その日の夜に早速味付け鯖を開けてみたのですが、これが結構美味しい。若干魚臭さは残っているものの、普通に調理する手間を考えるとかなり経済的です。私はお皿に移してレンジで温めただけですが、他の料理に使えばさらに違ってくるのではないかと感じます。しかもカップラーメンのようなお手軽だけど体に良いかどうか分からないものと比べた時、どう考えても鯖缶は健康的だと思うのです。
昔一人暮らしを始めた頃には、それなりに缶詰も使っていました。しかしその頃は神戸在住であり、神戸だと空き缶を捨てるのにも有料のゴミ袋が必要でした。それを考えると、正直あまり缶詰を使う気にはなれません。そこで一気に缶詰からは離れてしまいました。それから約三年後、香港では缶詰をよく使っていました。それは寮なのですぐに缶を捨てられたからに他なりません。また、買い物に行くのが面倒だということもあったと思います。
それからさらに1年半ほどが経ち、また缶詰に回帰しています。私にとって缶詰を使うかどうかの基準は、使い終わった後の缶を処理しやすいかどうか。これに尽きます。そして東京は缶を捨てるのにお金がいらないということで、本来であればすぐに活用してもおかしくなかったはずなのです。
過去に上手くやれていたことが忘れられ、やらなくなってしまう。これはそれなりによくあることだと思います。それを思い出したからといってやるかどうかは別問題です。しかし、選択肢としては持っておきたいと思います。だとするとやはり、ある選択肢を活用できるもう一つ先の選択肢を増やすのが良さそうだと思うのです。
缶詰を使うという選択肢を忘れないためには、料理の選択肢を増やしたり、栄養素の摂り方の選択肢を数多くもっておけば良いと、そんな風に思うのです。この発想は他の場面にも活かしたいと思います。
それでは、また。