把握できない範囲の把握
仕事では、どうしても立て替えが発生します。交通費が代表的なものですが、一口に交通費といっても金額はかなり変わります。都内の移動も交通費なら、先日のフィリピン出張も交通費です。そしてそのどちらも先に立て替えて支払うことになっています。
とは言っても立て替えの場合大抵クレジットカードを使用し、カードの支払い日よりも前に立て替え分が返ってくるので問題はありません。むしろポイントなどを考えるとほんの少し得しているはずです。ただ、気を配らないといけないことがあります。それがクレジットカードの枠についてです。立て替えでクレジットカードの枠を圧迫してしまい、気づいたら自分の使いたいことにカードを使えないということが起こり得ます。
カードをいつどこでどれくらい使ったか。全て自分のことに使っているのであれば、当然把握しています。1円単位で覚えているわけではありませんが、大体の使用額と残り枠のイメージがあるのです。しかし、ここに仕事の立て替えが入ってくると話が変わります。自分のことではなくいずれ返ってくるお金となると、額の把握がおろそかになりがちです。しかしカードの枠はそんなこと全く関係なく使われていきます。どのカードはどのくらい使えるのか。ここを把握しようと思うと、時々使用額を確認しなければならないと思われます。
今回はお金についてですが、実はこういった把握できないことが身の回りにはたくさんあるように思います。把握できないというよりも把握しようとしていないだけなのですが、かといって常に全てを意識するのは無理があります。何かに集中することの繰り返しで毎日が過ぎて行く以上、把握できていないことの方が多いはずです。
ただそれでも、なんとなく漠然とこのくらいという感覚は身につけた方が良いのではないかと感じています。感覚がずれていると、思わぬところで大きなミスに繋がりそうです。これもまた練習するしかなく、意識して把握しようとする範囲を広げていけば良いのではないでしょうか。
今日記帳をして、あまりにも預金が急に増えているのを見て、そう思いました。
それでは、また。