さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

窓ガラスのひびと保険加入の裏側にあるもの

先日の出張と関西滞在から帰ってきた次の日のことです。帰宅して窓を開けようとすると、窓に大きなヒビが入っているのを発見しました。全く覚えがなく、また原因に心当たりもなかったため一瞬泥棒かと思ったのですが、鍵はきっちりと閉まっており部屋の様子も変わっていません。かなりびっくりしながらも、とりあえず仕方ないのでどうすれば良いのかを考え始めました。

調べてみた結果、おそらく経年劣化だと分かりました。私の部屋の窓は黒い線が斜めの格子状に入っているものなのですが、実はこれは鉄線らしいです。これが太陽の光を浴びることで熱され、気温が下がって冷やされることで膨張と収縮を繰り返し、それがガラスに少しずつダメージを与えて最後には割れてしまうことがあるみたいです。個人的にはなかなか信じがたい部分があるのですが、実際に何もせず割れてしまったのだから仕方ありません。しかも窓の黒い線に沿ってひび割れが走っているので、おそらくその通りなんだと思います。

割れてしまったものは仕方がないのでとりあえずどうしたら良いかを調べると、保険が適用できるみたいだと分かりました。ただ私の住んでいる部屋の管理会社はリフォームもやっているので、自前で直すかもしれません。保険適用するとしても自前で直す方が安いので、まずは管理会社に聞いてみました。すると、すぐに保険会社に確認を取り、直してくれるとのことです。ひとまず安心しました。

今回のことは不可抗力であり、避けようがありませんでした。ただそのようなことが起こりうるということを改めて認識できる良い経験となりました。もし避けようと思えば、新しい部屋、つまり新しい窓の部屋に住むしかないわけです。ただそれは私の感覚では費用対効果が合いません。最終的にはそもそも入らざるを得ない保険でカバーされ、自分の負担はないのでそこで良い気がします。

少し視点を変えて大家さんの立場で考えると、あらゆる劣化を防ぐことは難しいので、何かあった時に問題を最小限にできるよう保険を強制にしているのだと分かりました。任意での保険加入にしておき、壊れたけれど直すお金がないというのはお互いにとって損です。つまり、部屋を借りる時には一見デメリットに見える保険も逆に考えると大家さんがしっかり物件を管理しようとしていることなのかもしれないと思いました。

こういう考えがくるりと反転して納得できる時は、とても快感です。狙って得られるものではありませんが頻度を上げられるように考え続けたいと思います。

それでは、また。