さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

モラルとマナーに期待しない

一昨日のことですが、どうしても緊急でしなければならないことがあって夕方ごろからオフィスに向かいました。お休みだったのですが、まあ一度くらい休日出勤も経験してみようと割と楽しく仕事ができました。緊急ではあるもののそこまで大変ではなかったので3時間ほどで作業は終わったのですが、始めたのが遅かったので結局帰れたのは21時ごろになってしまいました。

いつもと違う曜日の違う時間に帰るので、当然帰りには違った景色が広がります。スーツ姿の人は少なく、圧倒的に私服の人が多いです。また、お酒を飲んだと思われるような人もたくさんいらっしゃいました。そんな中、どうしても気になったのがある建物の前で小さな子どもを連れて遊ぶ3人の女性のグループでした。

その人たちはその建物の前で写真を撮ろうとしていました。ただその撮り方が私にとっては衝撃でした。というのも、扉を開くための大きな金属の取っ手で体重を支え、さも浮いているかのような写真を撮ろうとしていたからです。そしてその下では小さな子どもがその様子を見上げています。私は色々なことを考えさせられました。

まず、自分のものではない取っ手を使って何かをしようとしているということ。そんなやわな作りではないと思いますが、下向きに力がかかることなどドアを開く取っ手は想定していません。古いものなら外れてしまうかもしれません。そしてそうなると、下で見上げている子どもが自分の身体の下敷きになってしまうこと。そして最後に、そんな様子を小さな子どもに見せているということでした。

おそらくお酒が入っていたのだということは、なんとなく様子を見ていて感じました。ただ、だからといってその行動の(私にとっての)異常さが緩和されるわけではありません。もしその行動によって取っ手が外れてしまったら、どうなってしまうのか。最悪の場合下敷きになった子どもは死んでしまうかもしれません。建物の持ち主は本当に災難です。そして、何もなくとも子どもの判断基準が狂ってしまうような気がします。

モラルとマナーに期待して物事を考えられる方が、きっと幸せです。ただ、それだけではどうしようもない部分がなんとなく、増えてしまっているような気がします。自分や自分の周りの人がそういった災難とも呼べるようなことから身を守ろうと思うと、どうすべきなのか。とても考えさせられます。考えた結果のお話はまた別の機会にしたいと思います。

それでは、また。