さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

断片的な記憶を旅する: ういろう探しの18年

先日出張で行ったのは山口県でした。空港は宇部市山口宇部空港を使ったのですが、少し早めに着きました。実家から近いのになんだかんだ縁がなく実は初の山口県だったので、名物などを頭に入れようと空港内をぷらぷらしていました。すると、お土産物屋さんに「外郎」と書いてあるものが売られています。「げろう」ってなんだ?とか思いながら近くに行くと、実は「ういろう」であることが判明し、すごく申し訳なくなったのです。(げろうなら漢字は下郎です。せめてがいろうと読めば良かったのに。)

読み間違いには真剣に謝罪をするとして、実はういろうに対しては複雑な心境がありました。おそらく小学校に入ってすぐくらいの時のこと、祖母の家でういろうを食べる機会があったのです。その時のういろうがとても美味しく、一瞬でういろうが大好きになりました。しかし、その後機会があって食べるういろうは、どれもあまり美味しくない。きちんと本場名古屋から買って来てもらっているはずなのに、昔に食べたものと全然違っていたのです。

何度かういろうを試して違うということが続くと、おそらく最初に食べた時はとてもお腹が空いていたとか、何かしら美味しく感じられるようなタイミングだっただけだと思うようになっていました。しかし、先日山口宇部空港で試食した時、まさに昔惚れた味だと確信したのです。つまり、実は小学生の時に食べたういろうは、名古屋のものではなく山口のものだった可能性が高いのです。名古屋からの親戚が来ていたタイミングだったので勘違いをしていたのだと思われます。

調べてみると、山口のういろうはわらび粉を使い、名古屋は米粉を使っているそうです。単純に私の口に合ったのが山口のものだったというだけで、どちらも素晴らしいお菓子だと思います。また、実は小田原や京都など、他にもういろうで有名なところはあるみたいです。いずれにしても、調べてみたら簡単に分かることだったのに、大きくなってからも思い出の中の謎として残しておいたのが、自分としても不思議です。

調べなくても困ることはないですし、今回のように機会があれば新しく分かるというので良いのだと思います。ただ、幼い頃は意外なものが頭に残りがちであり、しかしながらその情報が断片的になってしまうということは頭に入れておいて損がないような気がします。

それでは、また。