さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

効率化できる土壌づくり

効率化というのは、ビジネスに関わる上では常に考えなければならないことのように思います。あらゆることを必ず効率的にやらなければいけないわけではありませんが、基本的に無駄は無くしていくべきなのでしょう。日本人は残業が多く効率が良くないと言われることが多いですが、それを改善するためにも何をどう変えていくかを考えていく必要がありそうです。

今の職場では、最近RPAというものが導入されました。これはパソコンで人ができる作業をロボットに代わりにやってもらうことができる仕組みのことです。最初にやることを設定しておく必要があるものの、同じ作業が繰り返し発生するのであれば、それをボタン一つでロボットにやってもらえます。時間が節約でき、またミスも減るのでうまく使えばかなりの効率化になります。規則的に表示されているものなら表の形でデータを抽出することもでき、本当に大きな可能性を感じます。

まだまだ使いこなせているとは言えないのですが、多少はそのすごさを実感できるようになりました。そしてそれと同時に、こういった仕組みをそもそも導入できるかどうかが組織によってかなり変わるのではないか?と思いました。

具体的にどういうことかというと、例えばパソコンをほとんどの人が使えないような職場だと、まず導入は不可能です。人間ができることを代わりにさせる以上、人間ができないならそれをロボットに指示できません。その時点で導入以前の問題です。ではパソコンを使っている場所ならどこでも喜んで導入するのかというと、そうでもないはずです。人手が余っていて、その状況を変える必要がない(あるいは変えない方が都合が良い)場合や、変えられる人がおらず、かつそういう人を組織に加えられない場合にも、なかなか効率化は進まないように思います。

一言でITというのですが、今はもうその範囲が本当に広くなっています。新しい技術の全てを取り入れるのは現実的ではありません。だとしたら、どういったツールを導入し、どう使うのか。また、導入できる余裕をどう持っておくか。このあたりのことは、誰もが考えておいた方が良いと思います。これまで持っていなかった視点を新たに得たことで、こんなことを思いました。

それでは、また。