さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

一円の差にもこだわりたい

この一週間は、研修が詰まっていました。一週間であらかたの情報を伝えようと思うとかなりぎゅっと凝縮されたものになり、全てを自分のものにするのは難しい。それでもとりあえずザッと知識として入れておくと、後から経験した時の吸収率が変わってくるというのは確かだと思います。

研修内容は多岐にわたりますが、その中でも数字を扱う話は避けられません。売り上げや利益の話をする時に、売値がいくらでいくつ売れて、コストはどのくらいなのかというのは必ず考えなければならないことだからです。そして、その辺りの話を考え始めると一円の差でもとても大切だということを痛感します。一つ一つの差はわずかでも、大量に売ったり長期間にわたって売ったりするとなると、驚くほどの差が生まれるのです。

以前距離の捉え方の話で、近いところを積み重ねれば遠いと感じる場所でも近く感じるという話をしました。これと同じことで、僅かな差だと積み上がっても僅かな差のように捉えてしまうことがあります。しかしそれは勘違いです。近い距離が連続した結果の距離は実は遠くなっているように、僅かな差でも積み重なった時には僅かではなくなっているのです。

仕事で一円の差にこだわろうと思うと、おそらく私生活でも僅かな金額の差にこだわることが必要になると思います。私生活では積み重なる量も時間も高が知れているのかもしれませんが、それも練習だと思うと案外楽しいものです。ただ、私生活の場合は決済手段やポイントなどを考慮する必要があり、実はかなり複雑になっています。例えば、ポイントを貯めなくても損はしていないという意見もあるのですが、ポイントを付与する分のコストは商品の価格に転嫁されていると考えると、貯めないとその分高く買っているということになります。こんなことを考え始めると、面倒になってきて考えたくなくなるのも頷けます。

逆にいうと、ポイントも決済手段も基本的には複雑にならない仕事のやり取りは、実は分かりやすいのもしれません。だとしたら、臆することなくしっかりと向き合えば良いと思うのです。駆け引きだけではない部分もあるので難しいところですが、少しずつ学んでいきたいと思います。

それでは、また。