さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

学割との別れ〜価値を創る側になる〜

今日は香川に戻ってきて、宝塚の公演を観ました。私は詳しくないのですが、全国ツアー公演の一つの開催地として香川でも開催されるみたいで、宝塚ファンの知り合いに誘ってもらったので観ることにしました。

宝塚のチケットは高すぎるということはないものの、安いというわけでもありません。短い帰省でやることも多く、正直お金と時間をかけて観にいく気持ちはほとんどありませんでした。それでも半ば無理やり時間を調整して観にいくことを決めたのは、今回の公演のチケットが学割料金で買えるということを教えてもらったからです。なんと金額は破格の1000円。この価格で観られる最後のチャンスと思うと、行きたくなったのです。

思えば、今回神戸への行き帰りで使った高速バスも、学割価格で乗った最後のバスでした。高速バスは学生だと運賃が2割引になります。早めに購入することで受けられる割引と同じくらいの割引をいつでも受けられるということで、本当に助かりました。私はほとんど使いませんでしたが、鉄道でも同じような割引があり、学割というのは本当に大きいなと思います。

そもそも学割は、概して経済力をあまり持たない学生に対しての特別な割引です。割引によって学生にたくさん購入してもらいたいという意図を持ってキャンペーンとして行う場合もあると思いますが、それよりもむしろ社会貢献としての側面が強いと思われます。特に鉄道や高速バスといった他に代替手段があまりない場合、そういった側面が強くなりそうです。もちろん割引であることには変わりないので、結果としてブランドイメージの向上に繋がることもあると思いますが。

学生は社会から投資を受けている存在だと言えると思います。様々な場面で優遇してもらえます。その代わり、しっかりと学んで社会にとって有益な人となることを期待されているわけです。そして学割はその最も典型的な例です。だとすると、学生という一つの猶予期間が終わった今、これからは社会にとって価値を出していくことが求められるわけです。つまり、学割を使えなくなることを悲しく思うのではなく、むしろ誇らしく思うべきだと考えます。もし学割が無くなって困ったり不満を持ってしまったりするのであれば、それは情けないことではないでしょうか。

ずっと学生として、様々なことを学ばせてもらいました。学割をはじめとする特典もたくさん享受してきました。次は得たものをしっかりと社会に還元していきたいと思います。何かを消費するだけ、つまり価値をもらい続けるのではなく、価値を創り出し、提供していけるようになります。

それでは、また。