さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

幅を広げるのか、深く掘るのか

一昨日、昨日と東京外国語大学の外語祭を二日間堪能しました。
色々な国の食べ物を楽しみ、語劇(外国語による劇)を楽しみ、たふくじらに癒されて大満足です。
遊びばかりではなく、卒業論文のヒントとなるものがあるかと思い研究の展示も見てきました。全体の時間からするとごくわずかな時間しか見られなかったのですが、言語学については門外漢の私にとってはとても参考になるものばかりでした。

このブログでも時々書いていますが、最近は卒業論文をの制作を進めています。
あくまでも経営学部の論文なので経営学に関連するような結論を出すのですが、私の研究室ではもう一つ縛りがあります。
それは、就職後に役立つようなテーマを設定して調べるということです。
そして、最終学年後期のゼミの時間はその卒業論文の進捗について報告し、先生や他のゼミ生からフィードバックをもらう時間となります。
私の卒業論文は、少なからず言語の話が出てきます。
そこで、今回は言語学の要素を取り入れつつ言語教育が今後どのように変わっていくのかについて書こうと考えています。
しかし、言語については学ぶ対象としか考えてきておらず、それも英語だけだったので、今から学んでいくには量が多すぎます。
こんな感じで言語に関連して少し苦心している時に外語祭へ参加したので、大学で何を学ぶのが良いのかということについて考える機会を得ました。

外国語大学のように、一つの言語を大学で学びつつ、その言語が使われる国やその文化を知るというのは、非常に分かりやすくまた成果も見えやすいと思います。
言語がどの程度身に付いたかというのは実践で試すことができますし、テストのようなもので測ることもできそうです。今回観劇した語劇のようなものにも活かせます。
やはり学んだものが使えるというのは良いなと思います。
一方私が学んでいる経営学ですが、残念ながら経営学を学んでも経営はできません。ただその一方で、世の中のあらゆるビジネスが研究材料になるため興味の幅は広がりやすいかもしれません。

ここで詳しく両者について比較はしないのですが、4年というそれなりに長い時間と結構な大金を費やして得る大学生活は、有意義なものにしたいところです。
そう考えると、どちらが良いのかという議論は当然起こりそうです。
深く専門性を身に付けるべきなのか、浅く広く興味の対象を広げていくのか。
どちらが良いというわけではなく、どちらも良い。
ただ、自分が選択しなかった方の世界があるということも知っておき、かつ何にでも興味を持ってどんどん飛び込んでいく。そんな心構えができると良いのではないかと、今は結論付けています。
私は選択しなかった道だからこそ、東京外国語大学の二人の友人と一緒に話すと気づきがあって楽しいです。
彼らにもまた、同じように気づきがあると良いものです。

それでは、また。