さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

終わりの無い冒険も楽しくない

みなさんおはようございます。

さいごーです。

 

完全に治ったと思っていた風邪が再発し、またも若干苦しい体調です。やっぱりもともとエアコンに弱く、それでいて服は半袖しか持っていないから影響がかなり出てるみたいです。体調が戻ったら長袖の服を買わなきゃ。

 

今日は昨日の記事の最後で宣言したとおり、私がゲームを辞めた理由について書きます。一個人のゲームの捉え方なんて聞いてどうするんだって感じですが、意外とおんなじように捉えている方もいるのではないかと思っているので、とりあえず書いてみます。

まず、私がゲームを辞めたのは高校二年の後半くらいからです。受験勉強への備えというのもまあ一応ありますが、それ以上に急速にゲームが面白くなくなっていたのです。それはなぜか。周りの友達が受験勉強でゲームを一旦辞めたから。単純に、これだけです。受験に対する心構えも受験の時期もばらばらなのでなかなか一緒に時間を合わせるというのが難しくなったんですね。
で、この書きぶりから分かるように、この段階ではゲームを卒業するなんて思っていませんでした。

補足ですが、ゲームを卒業というのは全くやらなくなったわけではなくて、一日最低でも三時間やっていたゲームの習慣がなくなったということです。たまに友達と集まってやるゲームとかはめっちゃ真剣にやります。

高校二年のその時期に一旦休止されたゲームは、受験が終わってから復活!と思いきや、それまでの勢いがありません。それはなぜか。
スマホゲーム時代が到来したんですねー。いや、もちろん携帯ゲームも据え置きゲームも次々に新しいものが出ていたんですが、流れは完全にスマホのアプリでのゲーム。あれが受け入れられなかった。

ちょっとはスマホゲームも触ったのですが、何が嫌だったかって、クリアしたと思ったらアップデートでさらに先が出てくることです。そのゲームにまだはまっていたら良いんです。ただで続きが遊べておトク!やったね!とかいいながらガッツポーズします。
でも、もう既にそのゲームは終わったと思っていた場合、話がややこしくなる。終わったと思っていたのに、続きを出されても、もう他のゲームとか趣味に時間を割いてるし、やる気おきないなー。でもここで辞めたらなんか負けた気になるなーと。こんな感じの葛藤が起きます。

そもそも、私はゲームが終わった後のあのなんとも言えない虚無感がたまらなく好きでした。プレイ時間を見て、「うわ、めっちゃ時間使ってる。。これだけの時間〇〇したらもっと有意義やったんちゃうか?」とか思うわけです。もちろん、ゲームをやっているその時にはゲームが一番有意義な時間だと考えているのは言うまでもありません。
本末転倒ですが、その虚無感をいかに感じずにゲームをするかということを考え、やりこむけれどプレイ時間はできる限り減らす。みたいなプレイスタイルになっていきました。

この虚無感を味わった後に続きを出されても、もういらない。そんなことを平気でやってくるスマホゲームに対して嫌気が差すのに、時間はかかりませんでした。

 

ゲームって、中毒性があると思います。最近の娯楽は結構この傾向が強いのかもしれませんが、やり始めると止まらなくなる。続きをやりたくて仕方なくなる。これは、欲望をお手軽に満たせるからですね。特に、有能感とか優越感とか、現実の世界ではなかなか満たしにくい欲求を満たしてくれます。一回でもこれを味わってしまうと、特にこういった感覚を現実で満たしにくい人は、ドハマりします。
でも、中毒性があっても終わりがあるからこそ抜け出せるわけです。終わりは見えない。でも、確実にある。私は、それがゲームの良さだと思っていました。
その終わりの定義はいろいろあるかもしれませんが、ゲームの中身自体が変わらないという前提があるからこそ、終わりを決めてそこに向かっていけるわけです。

もし終わりを設定されずに、ずるずると引き延ばされたら、中毒はいつまで経っても治りません。先ほどゲームの後の虚無感が好きといったのは、中毒から治ったときに得られるものが虚無感であり、そのことに対して内心ほっとしていたからかもしれません。

今でもゲームは大好きです。時々やります。でも、新しいゲームには手を出していません。ゲームよりも楽しいことが現実で見つかってしまったから。
ただ私はそうなりましたが、ゲームによって楽しい時間を過ごせたり、良い感じに気分転換ができたりする人も大勢いると思います。
だから、ゲームそれ自体を否定するなんてことはありません。
私はスマホゲームやオンラインゲームをしないけれど、それはうまく付き合えないから。一瞬でも中毒に陥ると、立ち直れないと分かっているから。それだけです。

なんとなく、ゲームとうまく付き合っていけるような工夫を、製作者側からもしてくれればなーと。そんなことを時々思います。

 

良い着地点が見つからないので、今日は中途半端ですがこんな感じで終わります。

 

それでは、また。