さいごーどんの備忘録

香港⇒セブ⇒日本とセブを行ったり来たり 「毎日続ける」ことを目標に毎日の気づきと、時々現地の情報をお送りします。

香港留学、しよう!②知識編

皆さんこんばんは。

さいごーどんです。

 

今回は、昨日に引き続き香港留学の特徴についてお話したいと思います。

知識面についてお話しますが、メインは大学の授業についてです。

 

香港には、政府の認可を受けた大学(公立大学)が8つあります。香港の大学レベルは非常に高く、その中でも香港大学、香港科技大学、香港中文大学は香港三大大学として有名です。いわゆる大学ランキングとして参照されるランキングの一つ、「TIMES HIGHER EDUCATION(通称THE)」のアジア大学ランキングにおいても、非常に高い順位をキープしている大学です。

2017年3月15日に発表された最新版アジア大学ランキングにおいても、香港大学東京大学より上位の5位としてランキングされています。

(引用元:Times Higher Education)

ただ、このランキングの順位だけが大学の価値を決めているわけではなく、それぞれの人に取って活用の仕方で大学の価値はどのようにも変わるということは意識しておくべきだと思われます。

 

さて、このように優秀だと言われている香港の大学ですが、実際のところの授業はどのように行われるのでしょうか。簡単に特徴を箇条書きで示します。

・基本的に、授業内で使われる言語は英語

・先生は香港人であることが多い

・内容は、ハイレベルすぎて理解できないというレベルではない

・学生のレベルは高い一方、生活態度は日本と似ている

・サポートは手厚く、教授と生徒の距離が近い

・グループワークがある授業が比較的多い

・生徒は、半分以上が香港人、他に中国人、台湾人などの現地生が多く、留学生の割合はあまり多くない。

※ただし、自分の専門はビジネスなので、他の学部や専門については友人へのインタビューを行い、多くの授業に共通する特徴をまとめています。

もちろん、これらの特徴は先生や授業内容によって変わりますが、大きく外れているということはないと思われます。

一概に「ハイレベル」と言われますが、このことについて何もかもが高いクオリティであるというわけではありません。特に授業内容については、日本でも学べることがほとんどであることが多いです。その一方で、英語でその内容をどのように学ぶのか、英語でコミュニケーションを取りつつどのようにグループでの作業をこなすのか、様々な地域から来ている多様な考え方をする学生とどのように一つのものを作り上げていくのかということを学べるのは、やはり日本ではなかなかできないことかもしれません。そして、それらの学びは、そのまま社会に出た時にどのように仕事をするのかということにつながっています。

また、先生は自身の研究をしっかりと行う研究者であると同時に、授業料としてお金をもらい授業というサービスを提供しているという意識をしっかりと持っており、生徒の満足度を重要視しています。そのため、学ぶ意欲のある学生に対して非常に親身になって接してくれ、また相談にも乗ってくれます。例え先生が一方的に解説をするような授業であっても、生徒との距離は日本と比べ近いと言えるでしょう。

一緒に学ぶ学生は、香港の生徒であれば広東語、北京語、英語を使いこなし、厳しい受験競争をくぐり抜けてきたいわゆる勉強のできる学生です。そのような学生はやはり優秀な学生だと言える一方で、受験競争という制度が日本と同じかそれ以上の厳しさであることから、大学では遊びに注力する学生も多く見られます。もちろん、遊びも勉学も両立する学生も多くいますが、遊び呆けて落ちこぼれてしまう学生がいるのも事実です。そして、あまり冒険をしないということもあるかもしれません。大学は良い職業へ就くための過程であり、いかに良い成績を修めるかということを第一の目標としている学生も非常に多くいます。

また、学業に専念するための設備は学内にしっかりと揃っており、図書館をはじめとする勉強のためのスペースは十分に確保されています。身体を動かすための設備も万全であり、学生なら自由にテニスコートやスイミングプール、ジム設備を使えます。一方で大学内に簡易の医療施設も存在しており、常駐のお医者さんに診察してもらい、薬を処方してもらうところまで全て無料です。

 

このように、香港の大学は生徒の学びに対してしっかりとした環境を提供し、学びの成果を最大化できるように努力していると言えます。日本の大学との違いを肌で感じることで、単純な知識とはまた違った価値を発見し、刺激を受けられることでしょう。

 

次回は、香港の文化についてお話したいと思います。

本日も最後まで読んでくださり誠にありがとうございました。

それでは、また!